2009/06/15

ServersMan で iPhone / iPod touch を PDF読書端末にしてみる

 少し前に紹介した ScanSnap で大量にある本をガツガツとPDFに変換する日々が続いてます。買っといてよかった裁断機 [E:crying] 無かったら3日で挫折するところだ…。


 さて、そのPDFを表示するために UMPC の Loox U を買おうと思って電気屋さんに行ったのですが、なんか春モデルそのままで新製品がでてないのです。しかも店頭価格だと結構するんですよね(人気商品のためか、ネットで買うと1週間ぐらいはかかるみたいです)。そこで、ふと。そういえば iPhone 3G S とかいうのが出るらしいというニュースを思いだしました。

 実は数日前に iPod nano をシャツと一緒に洗濯[E:typhoon]したら、なぜか動かなくなってしまうという怪現象(?)に遭遇し、ずっと買い替えを検討してたんです。で、もし iPod touch で PDF を閲覧できたらどんなにいいか。ただ、メールで転送すれば開けるというのは知ってたんですが、なんせ数十MBある巨大なPDFです。メールでは限度があるでしょうから、できれば直接転送したいんですよね。

 というこで調べてみました。無料で使えて、あんまり難しくないもの。こんなんいかがでしょう。


Serversman

ServersMan :iPhoneやWindows Mobileを無料で手軽にサーバーに!

 このソフト、なんと iPhone / iPod touch を一時的にWebサーバにしてしまうという優れものなのです。そして、その端末内にできる専用の非公開フォルダにファイルをUPすれば、PDFだろうがExcelだろうが思うがまま〜[E:happy02]これはイイ!!(この記事書いてて気付いたのですが、Interop Tokyo 2009でBest of Show Awardを受賞したそうです。おめでとうございます。)

早速 iPod touch 32GB 買ってまいりました。


さぁ、導入開始[E:cat]

 まず用意すべき環境なのですが、 iPod touch を使う場合にはインターネットにつながった無線LAN環境が必要です。NintendoDSとかPSPで通信やってる人にはお馴染みの環境ですね。iPhoneなら3Gでの通信機能があるので、そのままで問題ない(と思う。持ってないので実証記事はどこかの誰かに任せよう[E:catface])。


 さて、まずはServersManをAppStoreから無料でダウンロード。ガイドにしたがって無料アカウント登録をすれば完了です。すでに起動させれば専用ページ(詳しい使い方はServersManのHPみてください)からファイルを登録できるようになってます。

 でも、どらオススメの理由はこんなもんじゃない。なんとこのServersMan、WebDAV機能にも対応してるんですよ[E:fuji]。

 技術的な話は置いておいて、Windowsパソコンならマイネットワークからネットワークプレイスの追加を選択し「http://serversman.net:8080/<YOUR-ACCOUNT>-node」とすると、エクスプローラでファイルやフォルダのアップができるようになっちゃいます。あ、server「s」manであることに注意が必要です。

 Webページから1ファイルずつUPLOADなんて面倒でしょ?でも、この機能を使えば複数のファイルを一気にドラッグ&ドロップですよ[E:lovely]いやー、いいものです。

さぁ、早速おくったPDFを見てみよう。と思ったらここで大問題発生。

 開けない…[E:sad]あれぇ…。どうやら、この問題は iPod touch のハード性能の限界に起因するトラブルっぽいです。十数MBぐらいまでだったらなんとか表示できるんですが、コミックスをスキャンしたものとかだと100MBこえるんですよね。あははは[E:coldsweats01]。Acrobatで容量を小さくしようとPDFのバージョンをあげると画像が表示できなくなったりと、もしかして iPhoneOS って結構クセが強い?

 ということで、コミックスは話数ごとにPDFを分割(Acrobatで必要なページを選択してデスクトップにドラッグするだけです)して送ってみました。そしたら今度は成功。読めたー!![E:happy01]明日から通勤電車が楽しみだよ。